
1960年8月 松竹 製作 公開 カラー作品 監督 大庭秀雄
三浦暁子(岡田茉莉子)が 夫との婚約中に 何度か親密に会った陶工と 5年ぶりに偶然再会したことから、姪と同時に 陶工を愛する様になり 苦悩する様を描いた メロドラマです。
暁子の姪である 木谷れい子(桑野みゆき)が 自殺しかけたのを 境道介(佐田啓二)が 助け保護した 京都の友人宅へ、前日知らせを聞いた 叔母の暁子が 東京から迎えに行きました。
そこで 5年前に親密に会った 思い出のある境道介が、れい子の恩人と分かり 驚く暁子です。帰路に乗った 特別急行列車つばめ号

一等車に 二人は並んで座っています。

その道中で れい子は境と暁子の 馴初めからのことを、事細かに聞いて 暁子を困らせるのでした。


れい子の婚約者 八田光太郎(山本豊三)が 自分の机に 暁子の写真を飾っていたことから 自殺未遂を起こしたのですが、れい子は親切に助けてくれた 境を愛するようになり 暁子と競う様に境宅を訪れます。
暁子の夫 三浦清高(中谷昇)は フランスへ出掛け、暁子は義父母が滞在する 軽井沢の別荘へ ご機嫌伺に行きます。そこへ山へ行く序に 寄ると、れい子からの知らせで 暁子は駅へ向かいます。
改札口で れい子を出迎えると


れい子は再びホームへ入り、去り行く汽車に向かって 大きく手を振るのでした。

暁子が「どなた」と聞くと、「境さん 長野の奥様の実家へ お見舞いに行くそうなの 昨日から益子へ行ったり ずっと一緒だったの」

それからも れい子は頻繁に 境の工房を訪ね、東急電鉄東横線沿いの道を 帰路に境と 連れ添って歩く 場面があります。

そして踏切での別れ際に れい子は、堺への愛情心を 伝えるのでした。

れい子の母 芳枝(三宅邦子)は そんなれい子の行動を心配し 暁子に相談したので 来るように依頼すると、雨の夜 東横線 田園調布らしき駅前から 暁子に電話して来た れい子と口喧嘩になってしまいます。

その後れい子が また境の工房を訪ねると、既に暁子が 境の帰宅を待っていました。暫くして暁子は「あと五分しても 境さんが戻らなければ、今日は一緒に帰りましょう」と話します。
そして二人は 横を東急電鉄5000系らしき4連が走る 道を歩きながら、


暁子は れい子と境の関係を 問い詰めます。
するとれい子は 開き直った様に「好きになって 困ってます」と言うので「仕方がないでしょう」と返すと、れい子は「どうして?奥様がいるから?それとも叔母さまがいるから?」と言うので「バカなこと 言うもんじゃありません」と言って 鳴り出している踏切を 渡ってしまいました。

PS.
1枚目の画像で映る 151系特別急行電車つばめ号は 本作公開2か月前の 1960年6月より電車化され、2枚目からの画像で映る 一等車内シーンは セット撮影です。
暁子は 前日電報を受け取り 迎えに行きますが 行程を想像すると、東京 21:00―(15レ急行銀河 一等座席)―6:38 京都・・(タクシー)・・京都 9:32―(104レ特別急行 第一つばめ・一等車)―15:30 東京
暁子は着物姿で 迎えに行ったのと、「前夜よく眠れなかった」との台詞から 銀河の一等座席車 スロ54に乗ったと推理します。駅からタクシーで 往復を考えても、第一つばめに乗るには 銀河が最適です。
5~8枚目の画像で映る駅は 中軽井沢駅の様に見えますが、だとすれば れい子は長野行の下り列車ではなく 上り列車に向かって 手を振っていることになります?
この頃 日中の上野からの 優等列車は多く、臨時列車を含めると 12:27 ― 603レ急行白山金沢行・13:53 ― 1305レ準急高原長野行・16:03 ― 305レ準急白樺長野行があります。(この他気動車準急が1本)

9枚目の画像で映っている 東急電鉄 東横線らしき画像は、何処の駅でしょうか?ご存知の方は お知らせください。それにしても 駅をバックに 逆方向へ進み 踏切を渡りますが、この方法でしか 駅へ行けないのでしょうか?
三浦暁子(岡田茉莉子)が 夫との婚約中に 何度か親密に会った陶工と 5年ぶりに偶然再会したことから、姪と同時に 陶工を愛する様になり 苦悩する様を描いた メロドラマです。
暁子の姪である 木谷れい子(桑野みゆき)が 自殺しかけたのを 境道介(佐田啓二)が 助け保護した 京都の友人宅へ、前日知らせを聞いた 叔母の暁子が 東京から迎えに行きました。
そこで 5年前に親密に会った 思い出のある境道介が、れい子の恩人と分かり 驚く暁子です。帰路に乗った 特別急行列車つばめ号

一等車に 二人は並んで座っています。

その道中で れい子は境と暁子の 馴初めからのことを、事細かに聞いて 暁子を困らせるのでした。


れい子の婚約者 八田光太郎(山本豊三)が 自分の机に 暁子の写真を飾っていたことから 自殺未遂を起こしたのですが、れい子は親切に助けてくれた 境を愛するようになり 暁子と競う様に境宅を訪れます。
暁子の夫 三浦清高(中谷昇)は フランスへ出掛け、暁子は義父母が滞在する 軽井沢の別荘へ ご機嫌伺に行きます。そこへ山へ行く序に 寄ると、れい子からの知らせで 暁子は駅へ向かいます。
改札口で れい子を出迎えると


れい子は再びホームへ入り、去り行く汽車に向かって 大きく手を振るのでした。

暁子が「どなた」と聞くと、「境さん 長野の奥様の実家へ お見舞いに行くそうなの 昨日から益子へ行ったり ずっと一緒だったの」

それからも れい子は頻繁に 境の工房を訪ね、東急電鉄東横線沿いの道を 帰路に境と 連れ添って歩く 場面があります。

そして踏切での別れ際に れい子は、堺への愛情心を 伝えるのでした。

れい子の母 芳枝(三宅邦子)は そんなれい子の行動を心配し 暁子に相談したので 来るように依頼すると、雨の夜 東横線 田園調布らしき駅前から 暁子に電話して来た れい子と口喧嘩になってしまいます。

その後れい子が また境の工房を訪ねると、既に暁子が 境の帰宅を待っていました。暫くして暁子は「あと五分しても 境さんが戻らなければ、今日は一緒に帰りましょう」と話します。
そして二人は 横を東急電鉄5000系らしき4連が走る 道を歩きながら、


暁子は れい子と境の関係を 問い詰めます。
するとれい子は 開き直った様に「好きになって 困ってます」と言うので「仕方がないでしょう」と返すと、れい子は「どうして?奥様がいるから?それとも叔母さまがいるから?」と言うので「バカなこと 言うもんじゃありません」と言って 鳴り出している踏切を 渡ってしまいました。

PS.
1枚目の画像で映る 151系特別急行電車つばめ号は 本作公開2か月前の 1960年6月より電車化され、2枚目からの画像で映る 一等車内シーンは セット撮影です。
暁子は 前日電報を受け取り 迎えに行きますが 行程を想像すると、東京 21:00―(15レ急行銀河 一等座席)―6:38 京都・・(タクシー)・・京都 9:32―(104レ特別急行 第一つばめ・一等車)―15:30 東京
暁子は着物姿で 迎えに行ったのと、「前夜よく眠れなかった」との台詞から 銀河の一等座席車 スロ54に乗ったと推理します。駅からタクシーで 往復を考えても、第一つばめに乗るには 銀河が最適です。
5~8枚目の画像で映る駅は 中軽井沢駅の様に見えますが、だとすれば れい子は長野行の下り列車ではなく 上り列車に向かって 手を振っていることになります?
この頃 日中の上野からの 優等列車は多く、臨時列車を含めると 12:27 ― 603レ急行白山金沢行・13:53 ― 1305レ準急高原長野行・16:03 ― 305レ準急白樺長野行があります。(この他気動車準急が1本)

9枚目の画像で映っている 東急電鉄 東横線らしき画像は、何処の駅でしょうか?ご存知の方は お知らせください。それにしても 駅をバックに 逆方向へ進み 踏切を渡りますが、この方法でしか 駅へ行けないのでしょうか?


