日本映画の鉄道シーンを語る

日本映画における鉄道が登場する場面(特に昭和20~40年代の鉄道黄金期)を作品毎に解説するブログ

 3、その夜は忘れない

 1962年9月 大映 製作 公開    監督 吉松公三郎                           
                                                                     週刊誌記者の加宮恭介(田宮二郎)と陰有るバーのマダム早島秋子(若尾文子)の悲恋映画。

 鉄道シーンは冒頭 一等寝台車に乗る加宮がC59牽引の列車で広島に降り立つ。3-1.jpg
 終盤 帰京せねばならない加宮は秋子と広島駅で待ち合わせるが、特急あさかぜ の案内が始まっても現れずヤキモキさせられる。

 ようやく来た秋子とホームで話す中、C62牽引の特別急行あさかぜがヘッドマークを掲げて到着する。3-3.jpg
加宮と秋子は束の間別れの言葉を交わします。バックは あさかぜ号の20系車両です。3-6.jpg
 そして機関車をEF58に交換したのかホイッスルが鳴り響き、 満員の食堂車 一等座席車 一等寝台車と続く中 加宮は開いたデッキから別れを惜しみ手を振る。

 この当時 山陽本線の電化は広島まで。 冒頭でC59牽引の列車で広島に到着したのは、糸崎停車の急行列車なので糸崎~下関をC59で通し運転だった為と思われる。

 モノクロ作品である点残念だが、活気ある広島駅など新幹線開通前の在来線全盛期の姿を今に伝える一作である。
関連記事

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する