
1959年12月 日活 製作 公開 カラー作品 監督 野口博志
銀座に事務所を構える 表向き 装飾美術デザイナー 二階堂卓也(小林旭)の、探偵活劇シリーズ映画 第2作です。
冒頭 EF58形電機牽引の神戸行夜行列車から

印刷工 加川恭介(雪丘恵介)が飛び降ります。加川をマークしている男が直ぐ非常ボタンを押して、列車は非常ブレーキを鳴らして急停止します。
車内では寝ていた乗客が、急停止のショックで起こされビックリして窓から外を見ています。電機の運転室から機関士たちが後部を見ていますが、暗くて良く分からない様子です。

デッキでは加川をマークしている組織の万吉(木浦祐三)と金功成(冬木京三)が、扉を開けて暗い後方を見ているところへ車掌が通りかかり「デッキは危険なので中へ入って下さい」と告げます。

客席へ戻った二人は「どうせヤツの行先は分っている」と話しているところへ再び車掌が通り、「間もなく発車します 神戸へは5分遅れの模様です」と告げると車内は平静になりました。

近くの席には二階堂が座り、日本開拓公団汚職事件を伝える新聞を読んでいます。当時 東京発神戸行夜行列車といえば 21:00発 15ㇾ急行銀河で、編成後部に 6両の三等車を連結していました。
続いては夜明け頃の様に薄暗い東海道本線 神戸駅(アパッチ様のコメントより)へEF58電機を先頭に列車が到着し

改札を通った二人組は( 三の宮 )と駅名が掲示された駅前へ出てタクシーに乗り込みます。

急行銀河号ならば、7:51の到着なので厚い曇り空の日なのでしょう。神戸の自宅へ戻った加川は二人組に襲われますが、二階堂に助けられニセ札印刷に加担し怖くなって逃げ出したことを話すのでした。
事件が解決し、助手の明子(浅丘ルリ子)に「雲の如く又旅に出る」とキザなメモを残して消える二階堂。ラストは小林旭の歌う主題歌が流れる中、銀座中心部の街中が映ります。
銀座四丁目交差点をバックに中央通りを都電1系統 品川駅行が続行運転しています。

続いて数寄屋橋付近のビルから銀座四丁目交差点を映し、1系統などと交差する晴海通りを8か11系統の都電が走っています。

この頃は都電が緑色主体から黄色に赤帯に塗り替えしている途上で、両方の塗装の都電が銀座の中心を走る姿を捉えながらエンドマークとなります。
銀座に事務所を構える 表向き 装飾美術デザイナー 二階堂卓也(小林旭)の、探偵活劇シリーズ映画 第2作です。
冒頭 EF58形電機牽引の神戸行夜行列車から

印刷工 加川恭介(雪丘恵介)が飛び降ります。加川をマークしている男が直ぐ非常ボタンを押して、列車は非常ブレーキを鳴らして急停止します。
車内では寝ていた乗客が、急停止のショックで起こされビックリして窓から外を見ています。電機の運転室から機関士たちが後部を見ていますが、暗くて良く分からない様子です。

デッキでは加川をマークしている組織の万吉(木浦祐三)と金功成(冬木京三)が、扉を開けて暗い後方を見ているところへ車掌が通りかかり「デッキは危険なので中へ入って下さい」と告げます。

客席へ戻った二人は「どうせヤツの行先は分っている」と話しているところへ再び車掌が通り、「間もなく発車します 神戸へは5分遅れの模様です」と告げると車内は平静になりました。

近くの席には二階堂が座り、日本開拓公団汚職事件を伝える新聞を読んでいます。当時 東京発神戸行夜行列車といえば 21:00発 15ㇾ急行銀河で、編成後部に 6両の三等車を連結していました。
続いては夜明け頃の様に薄暗い東海道本線 神戸駅(アパッチ様のコメントより)へEF58電機を先頭に列車が到着し

改札を通った二人組は( 三の宮 )と駅名が掲示された駅前へ出てタクシーに乗り込みます。

急行銀河号ならば、7:51の到着なので厚い曇り空の日なのでしょう。神戸の自宅へ戻った加川は二人組に襲われますが、二階堂に助けられニセ札印刷に加担し怖くなって逃げ出したことを話すのでした。
事件が解決し、助手の明子(浅丘ルリ子)に「雲の如く又旅に出る」とキザなメモを残して消える二階堂。ラストは小林旭の歌う主題歌が流れる中、銀座中心部の街中が映ります。
銀座四丁目交差点をバックに中央通りを都電1系統 品川駅行が続行運転しています。

続いて数寄屋橋付近のビルから銀座四丁目交差点を映し、1系統などと交差する晴海通りを8か11系統の都電が走っています。

この頃は都電が緑色主体から黄色に赤帯に塗り替えしている途上で、両方の塗装の都電が銀座の中心を走る姿を捉えながらエンドマークとなります。
- 関連記事
-
- 167. 風船
- 154.銀座旋風児 黒幕は誰だ
- 153.四十八歳の抵抗


