日本映画の鉄道シーンを語る

日本映画における鉄道が登場する場面(特に昭和20~40年代の鉄道黄金期)を作品毎に解説するブログ

 10、 「無頼」より  大幹部

 1968年1月 日活 製作 公開  カラー作品    監督 舛田利雄

 1968年 年間5作も公開された無頼シリーズの第1作  藤川五郎(渡哲也)と橋本雪子(松原智恵子)の悲恋をからめた任侠アクション映画です。

 鉄道シーンとしてはラスト近く、五郎は兄貴格 杉山(待田京介)の女房 夢子(松尾嘉代)と雪子で杉山の故郷 弘前へ行こうと上野駅へ来たところからはじまります。
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 22時を過ぎ 改札上の行先札が残り少なくなるも、杉山は現れません。 五郎は先に行って席を取るように告げしばし別れます。5番ホームではC57蒸気機関車が発車を待っています。
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 奥羽線廻りの青森行き急行津軽がSL牽引で上野を発車? この話は昭和32年頃の設定です。つまり33年4月の宇都宮迄の電化前なのです。

 5番ホームを前方へ急ぐ五郎はようやく車内の二人を見付けます。
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杉山は殺され、既に死を覚悟した五郎は明朝の列車には乗るからと嘘を告げ、笑顔で別れようとします。
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汽笛が響き発車です。 五郎の様子を察知した雪子! しかし止められ、降りることはできません。
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加速する列車。 デッキから手を振り何度も五郎の名を呼ぶ雪子。
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 消えゆく列車のテールランプに向かって新しい土地での幸せを祈る五郎であった。
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 鉄道シーンは少なく、ダイヤの面など?な点はありますが駅での別れのシーンとしては第一級です。泣かせます。
 
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