
1958年7月 東映 製作 公開 監督 小林恒夫
開発に成功した新型爆弾の秘密を奪おうとする どくろ仮面一派と、月光仮面の攻防を描いたシリーズ第一作目のアクション映画です。
冒頭 タイトルクレジット部分から陸王の大型バイクに乗った月光仮面が、C58形蒸機牽引旅客列車を颯爽と追い越して行くシーンがあります。

新型(HOジョー発爆弾)の実験が成功したと喜ぶ研究所から機密資料の入ったカバンが盗まれますが、祝十郎探偵(大村文武)の策略で機密資料は無事であった。
その後予備の実験用爆弾を安全な場所へ移す為 警察の警備の元 移送されますが、どくろ仮面一派に襲われ奪われた時 月光仮面が現れ カバンを奪い返して逃げます。
月光仮面がどくろ仮面の手下に追われ カバンを抱えながら跨線橋を渡ろうとした時、前方からも どくろ仮面が現れ


挟み撃ちとなります。そして橋上でカバンを奪い合う格闘となります。

狭い跨線橋上での格闘の末 カバンは橋の下へ落ちてしまい、丁度 走って来た旅客列車の屋根に乗って 去り行くのでした。

跨線橋上からカバンを見る一同は、唖然とした様子です。

どくろ仮面一派は車でC58形蒸機35号機牽引列車を追い駆けて、

更に追い越して行きます。

その時上空に月光仮面が操縦するヘリコプターが現れ、カバンを載せた列車を上空から確認しています。


どくろ仮面は列車に先回りして車を走らせ、立体交差する橋の上から列車に飛び乗ります。そして屋根の上を前方のカバン目指して、足早に移動して行くのでした。

あと一歩でカバンに手が届くという所で、ヘリコプターから伸びた鉤付きのロープにカバンは吊り上げられてしまいます。

屋根の上で悔しがるどくろ仮面を残して、カバンは再び月光仮面の手に戻ったのでした。
PS.
月光仮面がカバンを抱えて渡ろうとする跨線橋は、古いレールを使った人道橋らしきアーチ橋です。この特徴ある跨線橋は王子駅隣接の、飛鳥山下跨線人道橋と思われます。
1925年製で現存していて、王子駅南口と飛鳥山公園を結んでいます。月光仮面の行く手を阻む どくろ仮面の背後には、移転した「紙の博物館」がかつてあったと思われます。
61年たった現在の様子を紹介すると、保安設備が強化されてはいますが橋の基本構造に変化は見られません。


C58形蒸機35号機は当時 高崎第一機関区所属で、走っていたのは八高線や両毛線と思われます。どくろ仮面一味が乗るオープンカーが列車を負い越し始めた時、線路沿に22㎞ポストが立っていました。
八高線でも旅客列車を牽いていましたので22㎞ポストは金子~東飯能にあり、所謂金子坂を登って来た上り列車です。金子と飯能を結ぶ道路と並走する区間に当り、撮影にはピッタリの場所ですね。両毛線の方は、22㎞ポイントでは道路と並走していません。
開発に成功した新型爆弾の秘密を奪おうとする どくろ仮面一派と、月光仮面の攻防を描いたシリーズ第一作目のアクション映画です。
冒頭 タイトルクレジット部分から陸王の大型バイクに乗った月光仮面が、C58形蒸機牽引旅客列車を颯爽と追い越して行くシーンがあります。

新型(HOジョー発爆弾)の実験が成功したと喜ぶ研究所から機密資料の入ったカバンが盗まれますが、祝十郎探偵(大村文武)の策略で機密資料は無事であった。
その後予備の実験用爆弾を安全な場所へ移す為 警察の警備の元 移送されますが、どくろ仮面一派に襲われ奪われた時 月光仮面が現れ カバンを奪い返して逃げます。
月光仮面がどくろ仮面の手下に追われ カバンを抱えながら跨線橋を渡ろうとした時、前方からも どくろ仮面が現れ


挟み撃ちとなります。そして橋上でカバンを奪い合う格闘となります。

狭い跨線橋上での格闘の末 カバンは橋の下へ落ちてしまい、丁度 走って来た旅客列車の屋根に乗って 去り行くのでした。

跨線橋上からカバンを見る一同は、唖然とした様子です。

どくろ仮面一派は車でC58形蒸機35号機牽引列車を追い駆けて、

更に追い越して行きます。

その時上空に月光仮面が操縦するヘリコプターが現れ、カバンを載せた列車を上空から確認しています。


どくろ仮面は列車に先回りして車を走らせ、立体交差する橋の上から列車に飛び乗ります。そして屋根の上を前方のカバン目指して、足早に移動して行くのでした。

あと一歩でカバンに手が届くという所で、ヘリコプターから伸びた鉤付きのロープにカバンは吊り上げられてしまいます。

屋根の上で悔しがるどくろ仮面を残して、カバンは再び月光仮面の手に戻ったのでした。
PS.
月光仮面がカバンを抱えて渡ろうとする跨線橋は、古いレールを使った人道橋らしきアーチ橋です。この特徴ある跨線橋は王子駅隣接の、飛鳥山下跨線人道橋と思われます。
1925年製で現存していて、王子駅南口と飛鳥山公園を結んでいます。月光仮面の行く手を阻む どくろ仮面の背後には、移転した「紙の博物館」がかつてあったと思われます。
61年たった現在の様子を紹介すると、保安設備が強化されてはいますが橋の基本構造に変化は見られません。


C58形蒸機35号機は当時 高崎第一機関区所属で、走っていたのは八高線や両毛線と思われます。どくろ仮面一味が乗るオープンカーが列車を負い越し始めた時、線路沿に22㎞ポストが立っていました。
八高線でも旅客列車を牽いていましたので22㎞ポストは金子~東飯能にあり、所謂金子坂を登って来た上り列車です。金子と飯能を結ぶ道路と並走する区間に当り、撮影にはピッタリの場所ですね。両毛線の方は、22㎞ポイントでは道路と並走していません。


