
1968年4月 日活 製作 公開 監督 神代辰巳
離れて暮らしていた 母親に騙された 木村洋子(殿岡ハツエ)は 母親と同じストリッパーとなるが、次々現れる男に 騙され愛想をつかす 男遍歴版 青春映画映画です。
冒頭 旅館をやっている男と結婚が決まったと 母親 笑子(丹羽志津)から聞かされて 名古屋から駆け付けた洋子が、到着した汽車から降りて 笑子の出迎えを受ける場面からこの映画は始まります。
C58形らしき蒸機に牽かれた列車が 終点敦賀駅へ到着すると、

洋子がスーツケースを持って 笑子の前に現れ 改札口へと向かいます。

旅館をやっていると聞かされていた 夫の勝チン(玉村駿太郎)は、巡業ストリッパーである 笑子の先乗り役マネージャーで 家も前の女の持ち家で資産ゼロのヒモでした。
美浜海岸の射的屋を 洋子に任せ母笑子が着いたのは、勝チンが出迎える 北陸本線 余呉駅でした。


停車時間は僅かで 旧型客車を牽引する ED70形電機 17号機は、短笛を鳴らすと二人を抜いて走り行きました。

その後 洋子は大阪でストリッパーとなると 演出家や振付師・ライターの目に留まり、夫々に関係を持って 仕事も変わって中央へ出ていきます。
一方 蒸機牽引列車同士が 交換する駅で、

勝チンが降りてきました。
ホーム中央に 小さな待合室が有り、駅名板から 小浜線で敦賀から二つ目の粟野駅でした。

勝チンが向かったのは 場末の芝居小屋で、開始を待つ客は一人だけでした。そして笑子は年齢から、普通の仕事を断られる様になってしまいます。
ピンク映画出演後に 三流週刊誌に洋子の初恋記事が載り、それを読んだ名古屋時代の チンピラ(市村博)が自分のことかと尋ねて来ました。
ところが洋子に 冷たくあしらわれると 洋子を刺し、更にナイフを振り回して 女児を人質にして逃げ様とします。
しかし失敗して女児が逃げ出した時、脇の線路上を内燃機に牽かれた貨物列車が通っています。

PS.
今の若い人が 本作のタイトルを見たら、運転席の後ろから 前方の線路を 凝視する テッちゃんの話かと思うでしょうか
苦節の末に与えられた 神代辰巳監督の初作品ですが、日活映画衰退末期なので 低予算・表俳優ゼロ・この時代にモノクロ・併映作品も同様作では 興行成績最低も当然でした。
それでも若狭地方まで行って ロケしたのですね。余呉駅・粟野駅は 共に人口の少ない田舎で、ストリップ劇場など 存在し得ない場所なのも苦情対処の為でしょうか。
冒頭の場面は 駅名板等が映らない様に撮影していますが、現場の音声を絞って会話をアフレコで入れても バックから「終着 敦賀です」と聞こえています。
名古屋から敦賀へ行くのに小浜線を使う?ですが いつもの様に妄想すると、名古屋 3:27―(1804D急行第2ちくま)→5:59 京都 6:41―921レ→12:15 敦賀
京都から山陰本線・小浜線経由で敦賀へ向かうルートですと、この様に夜中に急行を使わないと 昼頃の敦賀に旧客列車で着けません。(それでも921レは希少な直通列車です)
小浜線粟野駅で 蒸機牽引列車同士が 交換するシーンがありますが、当時の小浜線では4本しかない 蒸機牽引列車の内唯一の場面でした。
どう見ても 蒸機牽引列車を 監督は意識した撮影なのに、C58形蒸機を映さず 汽笛音を流すのは 気を持たせるだけの様で胃が痛みますね。
離れて暮らしていた 母親に騙された 木村洋子(殿岡ハツエ)は 母親と同じストリッパーとなるが、次々現れる男に 騙され愛想をつかす 男遍歴版 青春映画映画です。
冒頭 旅館をやっている男と結婚が決まったと 母親 笑子(丹羽志津)から聞かされて 名古屋から駆け付けた洋子が、到着した汽車から降りて 笑子の出迎えを受ける場面からこの映画は始まります。
C58形らしき蒸機に牽かれた列車が 終点敦賀駅へ到着すると、

洋子がスーツケースを持って 笑子の前に現れ 改札口へと向かいます。

旅館をやっていると聞かされていた 夫の勝チン(玉村駿太郎)は、巡業ストリッパーである 笑子の先乗り役マネージャーで 家も前の女の持ち家で資産ゼロのヒモでした。
美浜海岸の射的屋を 洋子に任せ母笑子が着いたのは、勝チンが出迎える 北陸本線 余呉駅でした。


停車時間は僅かで 旧型客車を牽引する ED70形電機 17号機は、短笛を鳴らすと二人を抜いて走り行きました。

その後 洋子は大阪でストリッパーとなると 演出家や振付師・ライターの目に留まり、夫々に関係を持って 仕事も変わって中央へ出ていきます。
一方 蒸機牽引列車同士が 交換する駅で、

勝チンが降りてきました。
ホーム中央に 小さな待合室が有り、駅名板から 小浜線で敦賀から二つ目の粟野駅でした。

勝チンが向かったのは 場末の芝居小屋で、開始を待つ客は一人だけでした。そして笑子は年齢から、普通の仕事を断られる様になってしまいます。
ピンク映画出演後に 三流週刊誌に洋子の初恋記事が載り、それを読んだ名古屋時代の チンピラ(市村博)が自分のことかと尋ねて来ました。
ところが洋子に 冷たくあしらわれると 洋子を刺し、更にナイフを振り回して 女児を人質にして逃げ様とします。
しかし失敗して女児が逃げ出した時、脇の線路上を内燃機に牽かれた貨物列車が通っています。

PS.
今の若い人が 本作のタイトルを見たら、運転席の後ろから 前方の線路を 凝視する テッちゃんの話かと思うでしょうか
苦節の末に与えられた 神代辰巳監督の初作品ですが、日活映画衰退末期なので 低予算・表俳優ゼロ・この時代にモノクロ・併映作品も同様作では 興行成績最低も当然でした。
それでも若狭地方まで行って ロケしたのですね。余呉駅・粟野駅は 共に人口の少ない田舎で、ストリップ劇場など 存在し得ない場所なのも苦情対処の為でしょうか。
冒頭の場面は 駅名板等が映らない様に撮影していますが、現場の音声を絞って会話をアフレコで入れても バックから「終着 敦賀です」と聞こえています。
名古屋から敦賀へ行くのに小浜線を使う?ですが いつもの様に妄想すると、名古屋 3:27―(1804D急行第2ちくま)→5:59 京都 6:41―921レ→12:15 敦賀
京都から山陰本線・小浜線経由で敦賀へ向かうルートですと、この様に夜中に急行を使わないと 昼頃の敦賀に旧客列車で着けません。(それでも921レは希少な直通列車です)
小浜線粟野駅で 蒸機牽引列車同士が 交換するシーンがありますが、当時の小浜線では4本しかない 蒸機牽引列車の内唯一の場面でした。
どう見ても 蒸機牽引列車を 監督は意識した撮影なのに、C58形蒸機を映さず 汽笛音を流すのは 気を持たせるだけの様で胃が痛みますね。


