
2004年9月 製作:フジテレビ・アルタミラピクチャーズ・東宝・電通 東宝:配給 公開 カラー作品 監督 矢口史靖
夏休みの補習授業をサボる為に ジャズ演奏の練習を始めた女子高生達が、東北学生音楽祭に出演するまでを描いた コメディタッチの爽やかな青春映画です。
冒頭 野球部の応援に出発した吹奏楽部員に 遅れた弁当屋が渡せなかった弁当を、鈴木友子(上野樹里)は 替わって届けることを口実に 補習をサボろうと画策します。
列車で試合会場へ向かう一行は、車内でメークやケイタイをいじっています。

友子がその弁当の一つを開けてつまみ食いを始めると、

他の皆も寄って来て 一つ食べてしまいました。

列車は田園を進み

やがて下車駅に到着しても

皆 居眠りをしていて、

田中直美(豊島由佳梨)の呟きで 飛び起きた友子ですが 降りそこないます。

次の駅で降りますが、戻る下り列車は一時間以上来ません。

諦めて線路上を暑い中 ダラダラ歩いて戻る一行ですが、警笛が聞こえた友子達が振り向くと 何故か気動車が迫って来ています。

慌てて左右に分かれて、線路下の田んぼへ飛び降りる一行でした。

泥だらけの制服を川で洗ってから 球場へ向かったので 到着が大幅に遅れ、吹奏楽部員に暑さで傷んだ弁当を渡してしまい 食中毒入院騒ぎとなってしまいます。
友子達が一つ弁当を食べたおかげで 食中毒を逃れた吹奏楽部シンバル担当の中村拓雄(平岡祐太)は、口止めの代わりに友子達に吹奏楽部員の代行を依頼します。その練習をすれば補習もサボれるので、渋々引き受ける皆でした。
その後 吹奏楽部員が退院して復帰したので 野球部の応援演奏はお役御免となりましたが、練習したジャズの演奏を成し遂げたくなり スーパーの客寄せ演奏も成功したので益々ハマっていく一同です。
雪が積もる頃「東北学生音楽祭」の募集があり、出演を目標に一丸となって練習に熱が入ります。ところが応募用のビデオテープを 友子が送り忘れ、遅れて送るも 先着順に締め切らた通知が来ました。
皆に申し訳なく なかなか言い出せないまま 音楽祭当日を迎え、会場へ向かう列車は 雪原の中を進んでいます。

皆が浮かれる車内で 一人浮かない顔の友子は、皆と離れて隣の車輛に移動します。

乗り物酔いになったのかと 中村が寄り添いますが、友子は音楽祭に出られないことを告白します。

その時突然 雪原の真ん中で 列車は停止してしまいます。


車掌が「積雪による倒木の為停車しています 復旧の見通しは立っていません」と放送したので、皆は大騒ぎです。更に中村が友子の告白を伝えたので、演奏会用のジャケットを脱ぎ捨て 皆大荒れです。
乗客の一人が携帯ラジオを掛けると、ジャズナンバー(A列車で行こう)が流れます。それを聞いた関口香織(本仮屋ユイカ)が担当のトロンボーンを吹き出します。
すると斉藤良江(貫地谷しほり)がトランぺットを合わせ、他のメンバーも続いて 落ち込んでいる友子にも 中村がテナーサックスを渡して車内演奏会となりました。

ピアノ担当の中村は 指揮者となっていましたが 外の異変に気付き窓を開けると、並行する道路にバスが停車して 吹奏楽部の伊丹弥生先生(白石美帆)が迎えに来てくれたのでした。

山形鉄道YR-881の窓から 救援バスを見た皆は大喜びです。

大雪で来られなくなった東高の代わりに出演できるそうで 演奏会用のジャケットを車内に忘れてしまいますが、ギリギリ間に合った 音楽祭での演奏は大成功となりました。
PS.
本作は公開が比較的近年なので ロケ地については 地元の(おきたま応援サイト)を始め、色々なサイトで紹介されていますので 今回はそれに沿って進めます。
先ず友子達が居眠りして 降りそこなった駅は、山形鉄道の起点である赤湯駅だそうです。4番線がヒントでしょうか。故に途中駅ではありませんが、降車客が多いので使ったのでしょうか。
次に隣の駅として皆が降りたのは、赤湯から4つ目の梨郷駅とのことです。周囲に何も無い感じで選ばれたのでしょうか。
そして線路を歩いて戻ろうとしたら いつの間にか気動車が目前まで迫っていたシーンについては、漫画チックなコメディ映画として あえて触れずにスルーします。
さて終盤の冬季場面で 列車が道路と並行する地点で倒木による運転停止となりますが、ここは白兎駅から羽前成田駅方向へ 少々進んで地点だそうです。
山形鉄道では1988年10月に JR長井線から転換開業時に新製された YR-880形6輌と2年後に2輌増備されましたが、2003年と2015年に 一輌ずつ廃車されて6輌で運行されています。
雪で立ち往生した時 メンバーが乗車していたYR-881は、2003年11月末 初の廃車輌となっています。この冬季ロケが行われたのは2004年2月なので、最後の画像は 車内演奏会と同じ荒砥駅構内で撮った様です。
公開前年5月にオーデションで集められた17人が ゼロから始めた猛特訓で、僅か3か月後の8月に撮影されたラストシーンの演奏は 感動を呼ぶ素晴らしさに溢れています。
夏休みの補習授業をサボる為に ジャズ演奏の練習を始めた女子高生達が、東北学生音楽祭に出演するまでを描いた コメディタッチの爽やかな青春映画です。
冒頭 野球部の応援に出発した吹奏楽部員に 遅れた弁当屋が渡せなかった弁当を、鈴木友子(上野樹里)は 替わって届けることを口実に 補習をサボろうと画策します。
列車で試合会場へ向かう一行は、車内でメークやケイタイをいじっています。

友子がその弁当の一つを開けてつまみ食いを始めると、

他の皆も寄って来て 一つ食べてしまいました。

列車は田園を進み

やがて下車駅に到着しても

皆 居眠りをしていて、

田中直美(豊島由佳梨)の呟きで 飛び起きた友子ですが 降りそこないます。

次の駅で降りますが、戻る下り列車は一時間以上来ません。

諦めて線路上を暑い中 ダラダラ歩いて戻る一行ですが、警笛が聞こえた友子達が振り向くと 何故か気動車が迫って来ています。

慌てて左右に分かれて、線路下の田んぼへ飛び降りる一行でした。

泥だらけの制服を川で洗ってから 球場へ向かったので 到着が大幅に遅れ、吹奏楽部員に暑さで傷んだ弁当を渡してしまい 食中毒入院騒ぎとなってしまいます。
友子達が一つ弁当を食べたおかげで 食中毒を逃れた吹奏楽部シンバル担当の中村拓雄(平岡祐太)は、口止めの代わりに友子達に吹奏楽部員の代行を依頼します。その練習をすれば補習もサボれるので、渋々引き受ける皆でした。
その後 吹奏楽部員が退院して復帰したので 野球部の応援演奏はお役御免となりましたが、練習したジャズの演奏を成し遂げたくなり スーパーの客寄せ演奏も成功したので益々ハマっていく一同です。
雪が積もる頃「東北学生音楽祭」の募集があり、出演を目標に一丸となって練習に熱が入ります。ところが応募用のビデオテープを 友子が送り忘れ、遅れて送るも 先着順に締め切らた通知が来ました。
皆に申し訳なく なかなか言い出せないまま 音楽祭当日を迎え、会場へ向かう列車は 雪原の中を進んでいます。

皆が浮かれる車内で 一人浮かない顔の友子は、皆と離れて隣の車輛に移動します。

乗り物酔いになったのかと 中村が寄り添いますが、友子は音楽祭に出られないことを告白します。

その時突然 雪原の真ん中で 列車は停止してしまいます。


車掌が「積雪による倒木の為停車しています 復旧の見通しは立っていません」と放送したので、皆は大騒ぎです。更に中村が友子の告白を伝えたので、演奏会用のジャケットを脱ぎ捨て 皆大荒れです。
乗客の一人が携帯ラジオを掛けると、ジャズナンバー(A列車で行こう)が流れます。それを聞いた関口香織(本仮屋ユイカ)が担当のトロンボーンを吹き出します。
すると斉藤良江(貫地谷しほり)がトランぺットを合わせ、他のメンバーも続いて 落ち込んでいる友子にも 中村がテナーサックスを渡して車内演奏会となりました。

ピアノ担当の中村は 指揮者となっていましたが 外の異変に気付き窓を開けると、並行する道路にバスが停車して 吹奏楽部の伊丹弥生先生(白石美帆)が迎えに来てくれたのでした。

山形鉄道YR-881の窓から 救援バスを見た皆は大喜びです。

大雪で来られなくなった東高の代わりに出演できるそうで 演奏会用のジャケットを車内に忘れてしまいますが、ギリギリ間に合った 音楽祭での演奏は大成功となりました。
PS.
本作は公開が比較的近年なので ロケ地については 地元の(おきたま応援サイト)を始め、色々なサイトで紹介されていますので 今回はそれに沿って進めます。
先ず友子達が居眠りして 降りそこなった駅は、山形鉄道の起点である赤湯駅だそうです。4番線がヒントでしょうか。故に途中駅ではありませんが、降車客が多いので使ったのでしょうか。
次に隣の駅として皆が降りたのは、赤湯から4つ目の梨郷駅とのことです。周囲に何も無い感じで選ばれたのでしょうか。
そして線路を歩いて戻ろうとしたら いつの間にか気動車が目前まで迫っていたシーンについては、漫画チックなコメディ映画として あえて触れずにスルーします。
さて終盤の冬季場面で 列車が道路と並行する地点で倒木による運転停止となりますが、ここは白兎駅から羽前成田駅方向へ 少々進んで地点だそうです。
山形鉄道では1988年10月に JR長井線から転換開業時に新製された YR-880形6輌と2年後に2輌増備されましたが、2003年と2015年に 一輌ずつ廃車されて6輌で運行されています。
雪で立ち往生した時 メンバーが乗車していたYR-881は、2003年11月末 初の廃車輌となっています。この冬季ロケが行われたのは2004年2月なので、最後の画像は 車内演奏会と同じ荒砥駅構内で撮った様です。
公開前年5月にオーデションで集められた17人が ゼロから始めた猛特訓で、僅か3か月後の8月に撮影されたラストシーンの演奏は 感動を呼ぶ素晴らしさに溢れています。


